ブリテッシュ・フラワーズ・ウィーク(BFW)に出品したジタ・エルツェの最新のフラワー・エンブロイダリー(花刺繍)作品「シャドウズ」が注目を浴びています。
デイリー・テレグラフのガーデニング・ページで先週土曜日に折込記事で取り上げられ、BFWのウェブサイトでは第1日目にトップページを飾りました。それ以来、賞賛の声が次々と寄せられます。
この優美なフラワー・ドレスのコンセプトは、ジタの創造的ムードを体現したシャドウズ(影)から生まれました。彼女がBFWのために選んだ、デルフィニウムとよく似たブリティッシュ・ラークスパーがインスピレーションを与えてくれました。
「私の作品全てに言えることですが、アイデアは内面から湧き上がってきました。感情と色が溶け合ったものに、半分しかイメージがなかったものが混ざり合い、実際に花を手にして作品に取り掛かると、イメージの全体像が浮かび上がってきました。」
茎や蕾の豊かなグリーンを背景に、モーブ、ブルー、深いパープルなどの豊富な色彩のパレットから、ジタはラークスパーだけで豪華で流れるようなスカートを作りました。ぴったりした身頃には、クレマチス、デルフィニウム、キャットミント、アストランティア、ニゲラ、ヤグルマソウを散りばめました。
フランスのクチュールの雰囲気を出すために、いくつかの宝石を花々の間に忍ばせています。デザイン全体は、チャーコール色のシフォンを土台にしており、このシフォンはマヌカンの頭から足までを覆っています。
前面のブルーなバイオレット、アメジスト、バーガンディーの色とコントラストをなすように、背面ではよりペールな単色のラークスパーとクレマチスで首元を飾りました。
Photography © Julian Winslow / New Covent Garden Flower Market; mannequin courtesy of Panache Display