ジタが用意した晩餐会のテーブルは、白づくめのおとぎ話のような世界です。冬から春へと移ろう季節の微かな変化を捉えています。ちょうど冬の最後の雪が森の中に降る様子を想像してみてください。
鮮明な光の下で、40人分のセットが魔法のように用意され、頭上には芽を吹き出したネコヤナギの枝が垂れ下がります。中央にはいくつものクリスタルのシャンデリアが並び、その脇を新鮮なスノードロップが固め、ドラマチックなセンターピースへと導きます。中央に位置するのは、明るい春のグリーンと白いコケ類が溢れんばかりの石の大鉢です。すばらしいガラス器、白い陶器、透明なプレートに文字を彫った座席名とメニュー、これらすべてが、雪の繊細なブランケットを通して届く太陽の柔らかな光の中で輝きます。
この早春プラントフェアーは、ジタの王立園芸協会のロンドン招待フローラル・アーティストとしての最初の仕事です。磁器、グラス、カトラリーは、ジョーンズ・ハイヤー(テーブルとリネンも含む)、椅子とクリスタル・シャンデリアはグレートハイヤー、樹木類はバインタン・フラワーズ、追加のスノードロップはサマーデール・ガーデン・ナースリーの提供です。
これ以外の夢見るようなセッティングは、イベントのページをご覧下さい。パーティやウェディングに素敵なフェアリーテイルを再現したいとお考えの方は、ジタ・エルツェ・デザイン・アカデミーで、デザインの技術を磨いてみてはいかがでしょうか。
Photography © Julian Winslow